趣味のスキーで左膝顆間隆起骨折及び前十字靭帯剥離。30代営業マンの体験談。

骨折の話

趣味のスキーで左膝顆間隆起骨折及び前十字靭帯剥離。30代営業マンの体験談。

僕は現在35歳の営業マンです。

僕の趣味はスキーでシーズン中は毎週の休みは、ほぼすべてスキーをしています。25歳の冬、今と同じ会社で営業をしていました。シーズンインから2週間ほどたった時の事です。そのシーズンで初めて、とてもいい雪が降りテンションの上がった僕は、かなりのスピードで山を滑っていました。お昼も過ぎ、そろそろ最後の一本にしようと思って滑っていた時の事です。

深い雪を滑っていた僕の左足のスキーが何かに引っかかったのです。その瞬間スピードのついた僕の身体は前方へ飛んでいきました、と同時に左足は雪の中に入ったまま、本来であれば、ビンディングが外れるはずなのですが、そこそこスキーに自信があった僕は、ビンディングをきつく締めあげ簡単には外れない状況でした。一瞬スローモーションになったような感覚のなか、僕の身体はぐんぐん飛ばされていきます、その時バキッと音がしました。身体は雪に埋まり左膝には何とも言えない痛みと違和感。これはやってしまった・・・まわりを見渡しましたが、誰もいません。このまま誰かを待っていても誰も来ないかもしれない。そう思った僕は数分休んだ後、意を決してスキーを履き滑り下りる事にしました。

激痛に耐えながら・・・何とか駐車場にたどり着き、ブーツを脱ごうとしましたが、これもまた激痛・・・しかし、ここまで来るとどのくらい痛いのか感覚が麻痺してきました。それからまた約1時間車を運転し、住んでいる街の病院へ行きました。もしも右足を骨折していたら、車の運転も困難だったかもしれません。

ようやく、病院へつきましたが、今度は1時間も足をまげ車のシートに座っていたおかげで傷めた左足が腫れ上がり伸ばす事が出来ません。左足を撃たれた映画俳優かのように、足をひきずりながら病院へ入ると看護師さんが飛んできてくれました。これで、何とか助かった・・・そう思った僕は、その場に倒れこんでしまいました。車椅子に乗せられ、すぐにレントゲン室へ・・・そして、骨折により骨からの出血がひどく、膝の中に大量の血液が溜まっているとの事で、巨大な注射器を膝に刺されましたが、もはや骨折の痛みで注射の痛みなど感じません。

その時のドクターは深刻そうにレントゲンを眺めながら、明日、膝の専門ドクターが来るから、そのドクターに診てもらったほうがいいとの事、ギプスで膝を固定され慣れない松葉杖をつき、自宅へ戻りました。

その夜は痛みで一睡もできず翌朝、改めて病院へ行くと、左膝顆間隆起骨折、及び前十字靭帯剥離との診断・・・手術が必要となりました。手術は内視鏡下手術となり、手術による傷は最小限で済むとの事。その言葉の通り膝には2か所の穴と5センチほどの傷しか残りませんでした。

しかし、手術、入院には約30万円。リハビリ用の装具に約10万円。治療費に関しては、高額療養費の制度により自己負担は6万円程でしたが、僕の場合は一度30万円を支払った後に、申請をし24万円が戻って来たので、かなり大きな出費でした。

その後、職場復帰するまでは2か月半の月日を要しました。毎日のようにリハビリに通い、リハビリの激痛にも耐えました。靭帯剥離もあったため、治療のために固定した左膝は固まり、筋肉も半分かそれ以下になってしまいました。その固まった膝関節を元通り動かせるようにリハビリするのはかなりの痛みでした。膝が動くようになってきたら、今度は筋力トレーニングが必要です。装具を外してしまうと、膝から崩れ落ちてしまうほど筋力が無くなっていました。そのようなリハビリを約10か月続け、やっとスムーズに歩けるようになり、手術で入れた金具を外す手術をしました。最初の手術から約1年の月日が過ぎ、ようやく完治となりました。