寝てる時の咳で胸骨骨折。20代女性、アパレルショップ勤務のOLの話。

骨折の話

寝てる時の咳で胸骨骨折。20代女性、アパレルショップ勤務のOLの話。

今から8~10年位前、胸骨を骨折しました。

原因は過労。年間の休みが両手で数えられるほどしかなかった生活を送っていたことが原因となり、普通は入らない胸骨に3本も大きなヒビが入りました。まだ20代前半の頃だったため、痛みをこらえて仕事していましたが、激痛に顔がゆがみ、一緒に働いていたアパレルのスタッフがかなり心配していた事を覚えています。

きっかけは、寝ているときにふとした咳でした。原因は働きすぎによるものでしたが、そんなときは体に無理が来ているとも思わず、普通に就寝している最中、急に目が覚め、した咳により、なんと胸骨にヒビが入ってしまいました。そのときの感触は「ビキッ」というもので、変な感じはしたものの、そのまま寝てしまいました。しかし朝になり起き上がると、尋常じゃない痛みが胸に走り、その時点で異常を感じた私は、上司に連絡をし、病院に向かいました。普段は38度の熱が出ようと出社する私ですが、その時ばかりはあまりの痛みに、叱られるのを覚悟で電話をしました。

幸いその時は理解をいただき、病院に向かう事ができました。病院に行って診察を始めたとき、あまりにも痛そうにする私を見たドクターがすぐにレントゲンを撮り、胸骨にヒビが入っている事が確認されました。診断は亀裂骨折でした。ドクターからは、普通はこんなところにこんな深さのヒビは入らない。仕事のしすぎだと言われました。また、これ以上無理をすると折れるよ、もしくは義関節になって一生痛い思いをする事になるから、仕事は周りに理解してもらい、加減するようにといわれました。特に重いものは持たないようにと。ヒビだと治療のしようも無いので、シップと痛み止めを一週間分ほどもらって、診察は終わりました。その後はかなり痛みは続き、代わりのスタッフもいなかったため、仕方なくそれまで同様の仕事を続けていました。

重い、衣類のいっぱい入ったダンボール約15kgほどのものをそーっと持ち、運びました。商談中や、マネキンを着せ替えているときもビキッと痛みが頻繁に走った事を覚えています。休みも取れなかったため、診察はその一度きりで終わってしまいました。その後は、シップは市販のもの、痛み止めは常備薬を使用していました。意外と病院で処方されるシップ薬より、ネットの口コミで好評の市販品の方が痛み止めとしては効いていたような気がします。その頃は痛みと戦いながら仕事をしていたため、かなり辛い日々でしたが、骨折した事によって、周りが気を遣って荷物を運んでくれたり、無理をしないよう配慮してくれたのは、とても有難かったし、いつも無理をしすぎてしまう自分に対し、公然と力を抜ける機会であったため、自分の仕事に向かう姿勢を見直すいいチャンスとなりました。また、そのように周りが助けてくれるため、チームワークを改めて感じられ、いつもは気づかない仲間の絆を再確認できた気がします。

感覚的にどこに力みが出て負荷がかかり、癖となっているかも再確認できたため、バランスよく筋肉を使うことを意識できたのもこの骨折がキッカケとなりました。あれからかなり年月は経ちましたが、未だに時折胸に痛みが走る事があります。特に疲れているときに起きます。ヒビは完治するまでかなりの年月がかかります。

実はこの胸骨以外にも他に2箇所ヒビが入った事がありますが、いずれも、完治には10年以上かかっています。しかし、この痛みを戒めとして、あまり体に無理のかかる仕事を長期的にしない事、何事もほどほどにするよう自分に言い聞かせ、また、プライベートでの心身のケアに心がけるように気をつけるようにしています。まだまだこのヒビたちとの付き合いは続いていくと思いますが、自分に無理をしないよう過ごしていこうと思います。