バレエのハードなレッスンで右足首の疲労骨折。理学療法士になった女性の骨折体験談。

骨折の話

バレエのハードなレッスンで右足首の疲労骨折。理学療法士になった女性の骨折体験談。

現在、私は22歳の理学療法士です。約7年前に骨折をしてしまった痛い経験を、シェアしたいと思います。

当時の私はバレリーナを目指しており、まいにちハードなレッスンをしていました。バレリーナは体型維持なども意識しながらレッスンしないといけないので、とにかくダイエットとうまく付き合っていかなければいけませんでした。

そんなある日、いつものようにレッスンしていたらなんか右足首のくるぶしあたりが痛い、、、。違和感は感じていたものの、特に激痛でもなかったので放っていました。そのままレッスンを数日続けていたら、ある日のレッスンで思わず踊りを途中でやめてしまうほどの痛みが足首に走りました。足首の動きとしては、みなさんもバレリーナと聞いて想像されるように、つま先で立つ動きをします。トゥシューズという物を履くのですが、そのつま先で立った動きの時に右足首に激痛が走ったのです。その日はとにかく安静に足を冷やしていました。夜も遅く、病院が開いていかなかったので次の日に病院へ行くことに決めました。

翌日、かかりつけの整形外科の先生に診てもらったところ、足首くるぶし付近の「疲労骨折」でした。診断名の通り、使いすぎ・負担をかけすぎの結果に起こった骨折でした。じつは、この使いすぎと負担をかけすぎの他にも原因があり、上記で述べたように当時の年齢であれば成長期である女の子なのに、過度なダイエットにより骨がスカスカになっていたのです。。。

当時、骨の骨密度を測ってもらったのですがなんと骨の推定年齢が73歳、、、。かかりつけの病院の先生も驚かれていました。MRIにより判明したこの骨折の結果で入院が決まりました。

なるべく早い方がいいということで数日後には病院に入院していたと思います。その日からは右足は完全に床につけてはいけない、体重をかけてはいけないという決まりで車椅子生活が約2ヶ月続いたと思います。その他にも、右足以外の筋力を低下させてはいけないということでまいにちのリハビリも開始しました。PTの方との相性もよく、毎日楽しくリハビリにも取り組んでいました。バレリーナ専用の筋トレなんかも考えてくださって、右足以外の強化にも取り組むことができました。

そして骨密度の問題も改善しようと、毎日カルシウムの多く含まれたお薬を飲むのと、軽い食事制限をしつつ、バランスの良い入院食のメニューを考えていただきました。ここの病院はとても患者さんに良心的で、よく考えてただいていたと思います。

そんな生活が2ヶ月ほど続き、なんだかんだ同じような学生の友達や、おじいさんやおばあさんと仲良くなり、楽しく入院生活を送っていました。笑毎日の筋トレは日に日にハードになってはいたのですが、体が衰えるのも嫌だったのでとてもためになりました。当時、体脂肪率を測っていただいたところ、入院生活前よりも落ちて9パーセントという男性の体のような体脂肪率になっており、PTの方もおどろいていました笑わたし自身は女性の平均体脂肪率を知らなかったのでなんとも言えなかったのですが。入院生活のおかげで、今まで興味のなかった自分の体の作りや、筋肉の使い方、筋トレ方法まで教えていただくことでとても勉強にもなったし、こんな面白い職業があるんだ!という発見もありました。

そんなストイックな入院生活も終わりに近づき、もう一度MRI検査を受けてみようということになりました。結果はもちろん完治。完全に骨折部分は元に戻り、骨密度も平均値までに上がっていました。とても嬉しかったのですが、楽しい入院生活が終わるのがなんだか悲しくなったのを覚えています。

入院後は順調にバレリーナへの道を進んでいたのですが、数年後に別の場所を大きな怪我をしてしまい、バレリーナの夢を諦めることになってしましました。そんな私の現在は、理学療法士(PT)になる道へと進み、尊敬する当時のPTの先輩方とともに毎日充実した毎日を過ごしています!