深夜に階段から転倒し、右親指の外傷性骨折。30代OLの体験談。

骨折の話

深夜に階段から転倒し、右親指の外傷性骨折。30代OLの体験談。

42歳会社員です。骨折をしたのは34歳の時、右親指の外傷性骨折でした。

7月の土曜の深夜1時過ぎ、喉が渇いたので水を飲もうと1階の台所へ行こうと階段を降りていたら何故か落ちていた兄の靴下を踏んづけて転倒。階下まで転げ落ちました。全身、特に右足に強烈な痛みが走りしばらくの間うつぶせで倒れたまま動く事ができず、けたたましい音を立てながら落ちたので家族の誰かが気づいてくれやしないかと思ったのですが誰も気づいてくれず、恐らく4,5分はそのままの状態だったのでしょうが当時の自分としては1時間はその場にいたように思えました。

いつまでもこのままではいられないと思い、階段をはいずって2階へ上がると一番近い母親の部屋へ入りました。部屋に入ると真っ先に目を覚まして気がついてくれたのは母と一緒に寝ている我が家の飼い犬。尻尾を振りながら倒れている私の元へ駆けつけペロペロと私の頬を舐めてくれてくすぐったいやら痛いやら。それでも母が起きる気配がないので何度か呼びかけて無理矢理起こし、

「階段から落ちた。痛みが尋常じゃない。絶対骨折してる。」

と伝えたのですが寝ぼけている母の言った言葉は

「分ったから早く寝なさい。」

全然分ってくれません。その間も犬は楽しそうに走り回り時折私の顔をペロペロペロペロ、、、。

母はそのまま寝てしまったので次は隣の部屋で寝ている兄を起こそうとしましたが、兄は一度眠るとなかなか起きない人なので「普段から起こすの大変なのにこんな状態で起こせるか」と思い諦めて自分の部屋へ戻りました。(父は体に重い障害があるので起こしませんでした。)自室へ戻ったものの、足はズンズンと脈打つように激しく痛み眠れそうにはありません。こんなに苦しい思いをしているのに何故誰も分ってくれないんだろうと悔しくなった私はSNSに現状を投稿。たまたま起きていた仲間がいたのでそのまま痛みに堪えながら眠れない夜を過ごしました。

翌朝起きた両親と兄に深夜の事を訴えましたが

「ねんざしただけでしょ大げさな、、、」

で済まされ、冷シップを貼られて午前中は母の買い物に足を引きずりながら買い物につき合わされ、午後からは犬の散歩。

「これは絶対に捻挫じゃない。」

と訴えましたがどちらにせよ日曜日なので病院に行くなら翌日にならないと駄目でしょうと言われ、足の痛みを堪えながらもう一晩眠れぬ夜を過ごし翌朝病院へ。受付で

「どうされました?」

と聞かれて足を見せたら、

「ああ骨折ですね。」

と言われ、診察室に入って足を見せたとたんにお医者様にも

「ああ完璧に折れてるね。レントゲン撮らなくても分かるよ。」

と言われました。(ちゃんとレントゲンは撮りました)その後お医者様からは

「足が異常に腫れている。痛いなら安静にしてないといけないのに何で出歩いたの?家族の人は何やってんの?」

と怒られ、付き添いで来ていた母を呼び出して

「あなた娘さんが足痛いって言ってんだから買い物付き合せたら駄目でしょ!」

と注意してくれましたが母は

「いや、まさか骨折してるなんて思わなかったし?」

とケラケラ笑ってました。病院へは週に2,3度温熱治療で通い、完治するのに2ヶ月ほどかかりました。ラッキーだったと言うべきか、足の腫れが酷く余り無理をしてはいけないという事で仕事を休んで10日ほど家で過ごす事になりましたがその年の夏は猛暑だったのでエアコンのきいた部屋でのんびり過ごすのはなかなかに快適でした。

この事がトラウマで以来私は階段を降りるときは手すりや壁に手をつかないと安心して降りる事ができなくなってしまいました。そしていつもはちょっと声をかけただけですぐに飛び起きてくれるのに、この時だけ目を覚ましてくれなかった母には以来、何か起こった時は声をあげずにスマホで電話をかけるようになりました。