階段で転んで右足親指の第一基節骨と第一中足骨の骨折。73歳、無職男性の話。

骨折の話

階段で転んで右足親指の第一基節骨と第一中足骨の骨折。73歳、無職男性の話。

現在の年齢は73歳で定年退職をして現在は無職です。

骨折をしたのは58歳の時で、当時は会社員でした。診断の結果、右足の親指の第一基節骨と第一中足骨の損傷による骨折。二階から階段を下りる時足がつまづいて一階まで転がって落ちました。すぐには気が動転しており骨折には気が付きませんでした。

二階の階段から一階まで転がり落ちたときには慌てていたので痛さもあまり感じることが無かったので普段通り会社へ出勤しました。ところが午前11時頃から痛みが激しくなり靴を脱いでみると、患部(右足おやゆびの関節部分)が異常に腫れて青黒くなって内出血をしているようにみえました。靴を脱いでいたので再び履こうとしたも足の腫れがひどくなったため靴が履けなくなっていました。同僚から病院へ行かなくてはだめだといわれて行く気になりました。同僚は私が靴が履けないということで、スリッパを持って来てくれました。スリッパをガムテープで巻いて足に固定してくれたことは、今でも思い出して笑ってしまいます。しかしその時には痛みが激しくカッコウなんて気にはならなかったというのはありました。

病院へ行くと医師からはすぐに骨折と診断され、レントゲン写真を撮るように指示がありました。とにかく骨折というのは生まれて初めての経験のため何をどうすればいいのか全く分かりませんでした。レントゲン写真を見せてもらって医師からの説明を受けましたが、全治には2か月ほど必要だろうと言われた時には頭の中が真っ白になりました。というのも現在抱えている仕事は山のようにありましたし、当時私の仕事は産業機械設計業務に携わっていましたので、直ぐに仕事を代わりの人にしてもらうと言うことは困難だと判断したからです。ところで、医師からは入院しますかと聞かれましたが、この場での即答はできなかったので、一度帰って家族や会社の上司と相談して決定すると言うことになりました。

ここからが大変でした。歩けないので松葉づえを使用することになったのですが、松葉づえを突くときに脇が痛くてとても体重を支えて歩くことがができないのです。これには困ってしまい会社まで帰るのに同僚の肩を借りてやっとのおもいで帰ることができました。会社の上司との話では仕事の件は心配しないで早く治るように休みなさいと言うことになりました。仕事の申し送りは次に担当する同僚へ説明しながらで良いからと言うことになりました。会社へは息子が迎えに来てくれて家に連れて帰ってもらうことができました。家族で相談の結果、骨折の状況を見て頂くのに1週間から10日間程入院をしていた方がいいのではないかと言うことで入院することになりました。なお、病院は会社の附属病院なので職場からは近くにあるので仕事の打ち合わせなどには都合は良かったのです。仕事の打ち合わせに代行してくれる担当者と何度か打合せをして仕事を無事終わらせることができて本当に安心しました。

ところで入院生活は10日間程で退院することにしました。足の指関節部の骨折以外どこも悪いところはないわけですから、痛みが引くと後は治って行くのを待つばかりなので10日に通院を一度すれば家で養生しても良いと言うことになりました。人間は勝手なもので痛みがなくなると今度は暇との戦いです。ベットと椅子に座ったままなのでとにかく退屈なわけなのです。気分転換に散歩でもできればいいのですがそれもならず本当に一日の過ぎるのがあんなに長く感じたことは埋まれて初めての経験でした。骨がつながってくるとリハビリのため歩行訓練を少しずつ距離を伸ばしながら行いました。結果、実際に会社へ復帰できたのは骨折をして1ヶ月半ぐらい後でした。

予定より早く会社へ復帰できたことで会社の方でも喜んでもらえましたし、わが家でも家族全員が安心していました。会社を休んだ期間の給料につきましては、会社の健康保険からの手当てがあり生活費への影響はあまりありませんでした。その上、会社で入っている傷害保険からの補償金がありとても助かったことがありました。これまで入院生活などとはほど遠いい生活をして来た私たちにとっては、この時ほど保険のありがたみを感じたことはありませんでした。