自転車事故で右腕のひじを剝離骨折。40歳女性営業職の体験談。

骨折の話

自転車事故で右腕のひじを剝離骨折。40歳女性営業職の体験談。

40歳、女性営業職です。

右腕のひじを剝離骨折したことがあります。骨折した時は22歳頃で、アルバイトをしていました。ちょうど仕事に行くため自転車をこいでいたときでした。早朝の仕事で少し寝坊してしまい、慌てていました。寒い冬の日でしたが、真っ暗な中、自転車に乗り、急いでペダルをこいでいました。狭い路地を進み、広い道に出る四つ角のところで、いつもならしっかりと停止します。見通しが非常に悪く、止まらなければ角の向こうは全く見えないからです。しかしその日に限って、なぜか止まって見ることもなく全速力のまま通りに出てしまいました。非常に急いでいたのです。しかも、朝方に通行している人などほとんどおらず、どうせ誰もいないだろうと思っていたのです。

しかし、ちょうど広い通りを自転車が通っていたのです。私たちはお互い正面衝突し、ぶつかって地面に倒れました。しかし、まず気になったのは相手方の対応です。こちらが細い道から出てきたのです、止まらなかった私が完全に悪いのです。怒鳴られても当然です。すぐに謝りました。幸いなことに、相手の方は若い男性で、びっくりしていたものの、冷静でした。お互い大丈夫ですか、と声をかけつつ、真冬だったのでコートを着ていて外傷はなかったのもあり、そのまま別れました。私はただでさえ時間に遅れようとしていたもので、ハプニングもあり、痛みを気にする暇もなくまた自転車をこぎ始めて職場に向かいました。

なんとか時間にぎりぎり間に合い、仕事をはじめました。ところが、右腕がずきずきと痛み出し、半端なく痛んできました。ウエイトレスだったのでお膳物など朝の定食を運ばなければなりませんでしたが腕に力が入らず、この痛みは骨折だと思いました。それまで骨を折ったことはありませんでしたが、普通の痛みではなかったため、骨がどうかしてると気づきました。結局上司に事情を説明し、早退させていただきました。いったん家に戻り、病院が開く時間まで待ちましたが、その何時間かは途方もなく長く、痛みに耐えるのに必死でした。病院でレントゲンを撮り、見てもらうと、やはり骨折していました。全治1か月といわれ、その間仕事を休まなければなりませんでした。初診では看護師さんがギブスをつけてくれましたが、傷は表からは見えないため。腕をやたらと動かすのですが、こちらは一ミリでも動かされたら痛みが走り、本当に拷問のような時間でした。一か月たってもう一度みせに行き、通院はそれで終わりました。リハビリも特に必要ないまま、日常生活に戻れました。

片方の腕が使えないというのは非常に不便なものです。お風呂に入るのも大変です。髪が洗えないので、美容院で毎回洗っていました。ブラジャーをつけるのも大変でしたが、一人で何とかできるようになりました。幸い、私は左利きだったので、ご飯を食べたり、ものを書いたりは普段通りできたので、不幸中の幸いでした。

不自由な中、人が二本の腕を持ち、自由自在に使えていることがいかに素晴らしいことか、普段五体満足なら考えもしないであろうことを考え、感謝する機会にもなりました。仕事を思いがけなくお休みする機会になったので、いつもよりゆっくり時間を過ごしたので、いろいろなことを考える時間になったみたいです。

さらに幸いなことに、たまたま事故にあったのが通勤中だったため、労災がおりました。すべての医療費とともに、休んだ期間の給料も保証されました。しかもなんと前の月が多めに仕事に出ていたため、その金額を基準に支給されました。事故するなら通勤中だな、と冗談交じりに思ってしまいました。もちろん、あの痛みと引き換えにお金を多めにもらえても、もう二度と経験したいとは思いませんが・・。