自宅で滑り落ちて、左足の薬指にひび。小学2年生の話。

骨折の話

自宅で滑り落ちて、左足の薬指にひび。小学2年生の話。

今は19歳で自分の足で大学に通っていますが、12年前、小学2年のとき、足の指の骨にヒビが入りました。

その時はドリルの問題が解くことができずに不貞腐れていて、机に浅く腰かけて、足をブラブラさせていました。そしたらお尻が滑って、足の指から落ちてしまいました。自分の体重が一本の足の指に集中したので、予想外の痛さでしばらく立ち上がれませんでした。落ちた直後に、

『あれ、なんか薬指が中指とくっついてる感じがするな』

と、足の指に違和感がありましたが、しばらくすれば直るかと気楽に考えようとしてました。動けるようになってから、とりあえずぶつけたとこを保護しようと思って靴下を履こうとしました。まだ足の痛みが消えず、くすぶっている感じでした。私の異変に気付いた母は、

『あんた足の指、骨折してるんじゃないの?』

と、私を車へと連れて行き、近くの整形外科の病院へ直行しました。病院に行く前からなんとなくですが、

『もしかしたら折れたんかな』

と、自分でも薄々感じていました。でも、病院へ行くとなると、ちょっと抵抗がありました。折れたってなると、色々とめんどくさいことになるし、余裕で歩けるし、問題ないんじゃないのと考えていたのです。あれよあれよと連れてかれ、レントゲンのカメラに足の指をロックオンされ、パシャリ。撮れたてほやほやのレントゲンを見せながら、先生は、

『左足の薬指のとこに、ヒビが入ってますね』

と言いました。その後、いくつかこの怪我について説明がされましたが、事の重大さはいまいちピンときませんでしたが、悪い予想が的中したなと思ってました。子供の私にはさっぱりだと、説明を聞き流してました。病院では処置として、左足の中指と骨折した薬指を、テープみたいのでぐるぐる巻きにして、その周りをネットで覆われたような感じになりました。ギプスとかミイラみたいに患部を包帯で巻かれると思って身構えていた私には、

『え?これでいいの?』

と拍子抜けするような簡単なものでした。それから、怪我の具合を診るために、週1のペースで病院を通うことになりました。手当以外に、チーズやヨーグルトは好きだけど、牛乳はちょっと苦手な私を思って、祖父がカルシウム入りのジュースを買ってきてくれました。飲んでみると、カルピスみたいな味だったのですんなり飲めました。だから完治するまでの間、カルシウム補給のために一日一本そのジュースを飲んでました。それ以外のことは、いつもと同じでした。そして、休日には病院へ行き、レントゲン撮ってテープを交換してもらいました。ジュースのおかげか、怪我はゆっくりだけど順調に回復して、4か月ぐらいで治りました。完治しても、薬指が中指に向かって少し曲がってしまいましたが、気にならない程度でした。

骨折してから、良かったことも不便なこともありました。一番ラッキーだったのは、大嫌いな体育の授業を休めたことでした。骨折といえどもヒビ入っただけで、歩いたり走ったりは難なくできましたが、母と先生が

『学校の体育は見学しときなさい』

と。そのお言葉に甘えて、体育をしばらくパスできました。だから、その間の学校生活はちょっとだけ気が楽でした。逆に困ったことは、稽古として通い始めた空手がしばらくできなかったことです。休んだ分、同じ時期に入った人より遅れてしまいました。それを知ったときは少しショックでしたが、『他人は他人』と割り切って、マイペースで稽古をして、昇級試験をバンバン受けて、数年ぐらいで同じところまでたどり着きました。あとは、治ってからもしばらく寝る前に牛乳を強制的に飲まされたことです。百歩譲ってココアとかにしないと飲めない自分にとって、コップ1杯でもきつかったです。もう、心を無にして流し込んでました。