引っ越し作業で右足小指を中節骨剥離骨折。30代子持ちサラリーマン男性の体験談。

骨折の話

引っ越し作業で右足小指を中節骨剥離骨折。30代子持ちサラリーマン男性の体験談。

私は都内の会社で総務部に勤めて10年目の男性社会人です。

昨年、35歳の節目を目前に、それまでいた3LDKのアパートを解約し、思い切って35坪程のマイホームを購入し引っ越すことになりました。残りの勤続年数や、これから成長していく子供達のことを考えると年齢的にもそろそろ持ち家の事を考えることがあり、折りからのゼロ金利政策や先の増税など、日本を取り巻く経済的な情況からこの機械に土地付きで新築住宅の購入に踏み切ったのです。約7年間住みつづけた部屋には、想像が付かないほど荷物が所狭しと配置されており、食器棚やダイニングテーブルをはじめベットに机など、生活に必要なものから趣味にいたるさまざまな家財を引越し業者を使わずに運びだすことにしました。

新築建物の完成・引渡しが予定よりも2ヶ月前倒しされたことや、実家でトラックを所有していたこともあり、時間をかけ10日間こつこつと運び出しては、新しい家に持ち込むという作業を家族総出で取り掛かることになりました。引越しも半ば順調に進んでいた頃、ダイニングテーブルの新たな配置へ移動していた際に、ベンチ式の木製椅子を傾けてしまい、次の瞬間自分の右足小指に目掛けて転倒させてしまいました。

テーブルを持ち上げていたこともあり、新築の床の上でとっさに手ばなすことも出来ず、転倒してきたベンチ椅子を足の小指一本で受け止めた状態に陥ってしまいました。数秒後に襲ってくる上げしい痛みに、悶絶を打ちながら暫く休んだ後に残りの家財道具の移動を終え、傷む足の痛みの様子を見ながらなんとか予定通りに引越しを済ませた頃には、指の異様な腫れと踏み込む際の違和感にも似た痛みが残っていました。

取り分け耐えられない痛みというわけでもなかったので、1ヶ月近く普段の生活をおくっていたのですが、駆け出した時など不意にふんばった際痛みを覚え始めた頃、妻から知人の骨折について事例を聞かされることがありました。それは、普段生活している中で不注意に足の小指をリビングの角に打ち付けてしまったと言う話でした。その時の痛みは何にも例えずらい物だったと思いましたが、誰もが一度は経験したことのあるような、然程珍しい話ではなかったのですが始めは聞き流そうとしましたが、その後3ヶ月程様子を見ても腫れが引かなかった為に旦那さんに促されるままに整骨医院を受診した際、剥離骨折していたことが分かったということでした。

内心自身の足の事が心配になり数日後整形外科を受診することになりました。まず、看護師による簡単な問診と身長・体重などの測定を済ませX線レントゲンの検査を受ける事になりました。そこでは、横になった体制から右足首したの撮影を3パターンに分け行い、数十分後担当医の診察を受けたところ右足小指の中節骨剥離骨折の診断を受けました。

担当医の話によるとこの部分の骨折については、足の小指は取り分け神経が鈍いというわけでないそうですが、普段親指の付け根を中心に体重をかけて歩行していることもあり、小指の痛みに気付かずに生活してしまう事が稀にあるとのことでした。治療方法については之までギブス等による固定が一般的でしたが、近年骨周辺の極端な筋力低下やその後の歩行障害など治療に対する患者のリカバリー期間が長くなってしまう為、年齢を多く重ねている患者さんを始め極力は固定装具の装着にとどめ割と早い段階からリハビリを行うことでよりあやい回復が望めるということでした。また、骨の定着後の私生活への復帰など患者にとってのメリットが高いとされています。

骨折した部分からも特に私生活に支障のある箇所では無かったため、リハビリについてはある程度任意で受ける事になりましたが、経過観察と骨の付き具合にあわせて数回歩行の注意についてアドバイスを受けるくらで済みました。

ちなみに症状が重い高齢の患者や大腿骨など歩行困難な結節の場合には、固定装具による根本的な治療は一緒なのですが、経過観察に応じてまず柔らかいボールに片足を乗せ転がす運動が効果的だと伺いました。骨密度に関係なく、一度骨折してしまった骨の結合には骨膜の修復とその後の骨膜内での骨の形成過程が年齢によって大きな差が出てくるそうです。大まかに言うと30代以降の成人患者にとっては骨の結合が極端に遅くなるようで、10代、20代と比べると場合によっては辛抱強く付き合っていく必要があるそうです。また、骨折した骨というのは骨膜内を骨が再生してくっつくと言うよりも、切断されてしまった骨組織に被せて新たな骨が形成されていくために一見すると健全な骨に対して太く発達した様に見えますが、実は自然に補われた骨が重なっているだけで、厳密には再び断たれた骨同士が結合しているわけではないそうです。もちろんその強度においても、骨折の無い健康な骨が強くたくましい骨である事には変わりないということでした。