段差を踏み外して左足首を剥離骨折。女性IT技術者の体験談。

骨折の話

段差を踏み外して左足首を剥離骨折。女性IT技術者の体験談。

私は現在32歳で、専業主婦をしています。骨折したのは今から約4年前、28歳の秋でした。

当時私は、IT系の会社でパッケージシステムをお客様の会社に導入する仕事をしていたため頻繁に外出することがありました。その日は、担当するお客様との初めての打ち合わせだったので、早めに最寄駅につき、同行する営業さんを探しながら駅の出口に向かっていました。営業さんは、駅の出口を出てすぐのカフェにいると聞いていたので、そのカフェを探しながらキョロキョロしながら駅の出口方面へ向かっていました。そうするとその時、急に左足首がガクっとなり、同時に「パキっ」という音とすごい痛みがして、何が起きたか一瞬わからなかったのですが、気がついたら道路に膝をついたまま痛さで動けなくなっていました。

自分がこけたんだなということに気がついて、早く立ち上がらなければとは思ったのですが、あまりに痛くて立ち上がれません。見ると、駅と道路の間が1段段差になっていて、私はそれに気がつかずに段差を踏み外したようでした。そのまま痛くてうずくまっていると、近くを歩いていた近所の主婦らしき女性が

「大丈夫?」

と声をかけてくれて、肩を貸してくれてなんとかその駅に駅員室まで連れて行ってくれました。人の優しさを感じました。

そのあと、駅員室で駅の出口あたりで転んだと話をすると、駅員の方が湿布と包帯で左足首を手当てしてくれました。日本ていい国だなと思いました。その時にもすごく痛かったのですが、なんとか歩けたので、骨折ではなくて捻挫かなと思い、痛い足を引きずってそのままお客様との打ち合わせに行ました。打ち合わせ後に会社に戻ったのですが、足があまりにも痛くてよろよろ歩いていたところ、見かねた部長が病院に行くように勧めてくれ、病院に行くためのタクシーも同僚が手配してくれ、なんとか近くの整形外科に行くことができました。なんだかみんなに心配させてしまって申し訳ないなと思いつつ、この時点まで「骨折すると歩けない」という話を聞いていたので、私の場合は歩けるので骨折ではなくて多分捻挫かなと思っていました。

病院で診察してもらってレントゲンを撮ったところ、レントゲン写真を見ながらお医者様から衝撃の一言が。

「左足首を剥離骨折してますね。全治6週間です。」

びっくりしました。人生で初めての骨折です。歩けるから骨折ではないと思ってましたと言ったところ、剥離骨折の場合は骨が折れたのではなく一部剥がれた状態なので、歩ける場合もあるので捻挫と間違えられて、発見が遅れることもあるとのこと。早く病院に行くように手配してくれた会社の人々に本当に感謝しました。

左足首にギプスを巻かれ、人生で初めての松葉杖の使い方を習い、歩いて病院に行ったのに、松葉杖をついて会社に戻るという大変な状況になりました。その日は3連休前の金曜日で、週末の飲みに行く予定も全部キャンセルになり、とっても辛かったです。アルコールも控えるように言われ、一人でやけ酒もできずにさらに辛かったです。骨折した左足首がもう今まで見たことがないくらい腫れて、足を高くして寝ないといけないのもとても大変でした。松葉杖もうまく使いこなせず、駅から徒歩10分の自宅まで40分かかり、もうこの6週間は近距離でもタクシーを使うことを決心しました。家の中の移動でさえ大変なのですが、一人暮らしだと掃除洗濯炊事を自分一人でやらねばならず、ネットスーパーとアマゾンが本当にありがたかったです。

ただ、骨折自体の症状は軽かったのか、経過も問題なく通院も3回通って、終わりました。労災の申請もできると聞きましたが、保険適用でもトータルで1万円くらいしか支払わなかったので、自分でこけたのもあるので特に労災の申請はしませんでした。骨折して5週目くらいに3回目の最後の通院をした際に、もう骨はくっついたから左足も使って普通に歩くようにとのことでリハビリをしましたが、ほんの5週間使わなかっただけで左足の筋肉はかなり落ちてしまい、左右のバランスを保って歩くのには時間がかかりました。
その後半年くらいは左足を気にしながら歩く癖が抜けず、骨折は治っても影響が大きんだなと実感しました。4年も経った今では当時の骨折も笑い話になりましたが、その時から一緒に歩いている人に「段差に気をつけて!」というのが癖になっています。